itsukibali‘s blog

インドネシア人彼と国際結婚🇯🇵×🇮🇩 in Japan☆ 🇮🇩の文化や宗教、外国人が感じる日本のメリットデメリット、将来Baliに移住するまでの日本での生活など気ままに発信していきます☆

心の裕福さとは〜断食を通じて感じたもの〜

久しぶりの投稿です😊

前回の投稿から1ヶ月も経ってしまってました😅

 

前回のお話しに戻る前に最近感じたことがあったので今回はちょっとそれを先に書かせて頂きたいと思います😊🙏

 

今は4月末から1ヶ月、1年に1回の断食をしてます。

毎日ではないですが自粛休みを利用して2日、3日置きくらいに断食してます。

去年は気持ち的な部分などもあり、あまり出来てなかったのですが今年はだいぶ慣れてきて無理なく出来るようになりました✨

けどまだ心折れそうになって彼に「喉渇いた!具合悪い!😫」などと言って甘えてしまうときもあります。

 

そんな断食中のある日、「まだ食べれる時間まで長いな〜」と、ふとYouTubeを見ていたら、貧しい国の人がいるスラム街を映した動画が出てきました。(EXIT  JACKさんの動画です)

※あまりスラム街を撮影しに行くYouTubeは好きじゃないのですが、私が今回伝えたいのはこの子ども達のことです!

 

取材に行ったお兄ちゃん達が行ったのはフィリピンのいわゆるスラム街と言われる場所。

ゴミの分別の仕事をする大人たち、日給200円で生活する人たちが暮らすスラム街を映した動画。

そのお兄ちゃんは子どもからアイスキャンディーを貰ったのでお礼に20ペソのチップをあげました。

初めは喜んで20ペソを奪い合いながら走っていく子ども達。

子ども達は近くの屋台に走って行きさっそく何かを買っています。

そして、

「Yummy yummy!!You eat!!」とお兄ちゃん達にパンを買ってきたのです。

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「いやいや、君からキャンディーもらったお礼としてあげたお金なんだから君が食べて!」

とお兄ちゃんが言っても「No no!! You eat!!」

「食べないと殺すよ!」的なジョークも言いいながらアイスキャンディーに引き続きパンを食べさせてくれたのです。

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カメラマンにも食べてよー!と言ってる子ども達

 

そして子ども達は自分があげたパンを食べてもらえてニコニコ笑顔で嬉しそうでした。

 

そのあとも「あそこは危険だから絶対言っちゃダメ!」などジェスチャーとカタコトの英語で一生懸命伝えてくれていました。

 

お兄ちゃん達は、子ども達の優しさと心の裕福さに驚き、感激していました。

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20ペソは日本円で42円くらいだけど日給200円からしたらまあまあいいお金、ましてや、子ども達からしたら普段食べれない食べ物やおもちゃだって買えるかも知れない、家に持って帰ったって良かったはず。

それを一目散に「お客さん」にもてなす為に使ったのです。

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お兄ちゃん達が食べたのを確認後、笑顔で去っていく子どもたち

 

私はこの動画を見て、さっきまで、この後夕飯が食べれるのが分かってる身なのに、「今食べれないことが辛い辛いと言ってる自分」が恥ずかしくなりました。。。

 

そしていろいろ考えさせられました。

 

あげたのが純粋な子どもだったから?

大人だったら違ってた?
いや、育てた親が裕福な心を持っていたからあの子達が裕福な人なんだ。

 

そして子ども達でもこんな「裕福な心」を持って生きているとしたら...人として生きる上で1番幸せなことなのでは...。

 

私も含め、私たち日本人はその人達より何十倍、何百倍もお金を持って生活してるのに

どうしてこんなに暗い顔して不安だらけで歩いてる人ばかりなんだろう...

人からどう思われてるかばかり気にして、くだらない人間関係に悩んで、自分の容姿ばかり気になって、自分自身をいろんなもので飾って誤魔化して、必要のないものばかり買って、ちょっとしたことでイライラして、大事なものや人を失ってでも自分のことを1番に考えて、ただただ満足ぜず、ストレス抱えながら生きている...そんな人も多いのでは?と。

 

貧しい人は小さなことでも感謝の気持ちが芽生えて、人の気持ちが分かるようになる、お金を持つと日常でそんなこと考えなくなって逆に心が貧しくなる。。。

 

今私は幸せだ!と思っていても数年後、幸せではなかったと気づくことだってある。

 

人間って不思議だな〜と。

 

YouTubeのお兄ちゃん達も、「みんな笑顔で幸せそう、これが本当に貧困の世界なのか?」と言っていました。

 

 

 

「貧しい人こそ分け合う」

「貧しい人は、食べられない辛さや人の気持ちがよく分かるから自分だけと言うことが出来ない」

と彼がよく言っていましたがなんとなく分かる気がします。

 

 

そしてインドネシアにも「無料食堂」というのがあって利用可能なゴミを集めて持ってきてもらえれば、無料でごはんを食べられる食堂があります。

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そこのオーナーさんもゴミを集める仕事を40年以上していた経験があり、その仕事は重労働の割に給料も少なくろくにご飯が食べれなかったそう。

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貧しい人たちの気持ちが分かる優しさから出来た食堂なのです。

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中卒でゴミ集めの仕事を20年以上しているスティクノさん

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そして、もう一つ、面白かったのがイスラム教の人が行ったコロナの影響による寄付の話です。

 

ある偉いおっちゃんが、国民に寄付として小麦粉を配ると言ったそうです。

お金を持ってる層の人たちからケチ!と酷くブーイングを浴びたのですが、本当に貧しい人たちは小麦粉でもありがたい!と貰いにいきます。

 

すると、後日、なぜかその小麦粉の話は大きなニュースになります!

 

実は「小麦粉の中に沢山お金が入っていた」のです。

 

「本当の貧しい人たちにお金がちゃんと行き渡るように」と考えた案だったのです!

 

「そのおっちゃん」も昔貧しかったとか。。。

 

 

もともと、「貧しい人の気持ちになる為」から始まった「断食」と言うイスラムの人たちの習慣。

こういった気持ちを子供の頃から感じながら、分け合いながら育ったからこそ、私のようにぐちぐち言わず、当たり前のように断食が出来、分け合う気持ちを持って生きている、、、

本当に豊かだなと思いました。

 

 

「他人は他人」の日本社会にはない世界。

寄付の文化のない日本。

こうゆうコロナなどの大きな問題にぶつかった時に偉いおっちゃん達の素性もよくわかる。

 

そしてスリもなくアメリカのように銃社会でもなく落としたものはちゃんと交番に届くいたって安全な国。貧富の差もそれほど激しくなく、割と細々したことは国から免除してもらえることは多い。

贅沢な暮らしに慣れてしまった日本では、その狭い世界でしか世界を見れない。

 

ちょっとその世界から抜け出して「本物の世界」を見てみると、自分がどんなに幸せか、または不幸せなことをしているか見えるかもしれない。

そして、豊かになるお金と心の反比例は本当に恐ろしいもの。

 

そしてそれに気づいて行動しようと思うのはいつでもいいかも知れない。

けど、この短い人生の中で死ぬまでに自分のことだけを考えずに、どれだけ人の為になることを出来るか、、、気づいた頃に出来ることは実際、本当少ないと思う。。。

 

けどさっき例にあげた子ども達や無料食堂のおじちゃん、小麦粉のおっちゃんたちみたいな心を持った人になれたら...それが本当に価値ある幸せな人生なんだろうな...😊

 

そんなことを思う断食月でした...😊

 

 

だいぶ寄り道しちゃいましたが...😅次回こそ!は私達の生活の変化について書きたいと思います🙏笑

 

ではまた😊